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私の想いと実績③

2023.08.21

【私の想いと実績③】
〜きめ細かな子育て支援〜

私が初めて県議会で「不妊治療」について取り上げたのは2013年の9月定例会でした。
ちゃんと覚えてなかったので調べてもらいました。
10年前でした。
自分自身が未婚ということもあったからなのかなあ。
当時は議会内も県当局にも響いているようには感じずアウェイ感ばかり。

実は不妊治療をしているんですとか
不妊治療でお子さんを授かったという方々の声も私の元に届くようになりました。
カップルの5組に1組は受けているという不妊治療。
結婚していなくてもいつか子どもをとも考える。
当時私もキャリアを考えながら結婚や妊娠出産を考える1人の当事者としての声でもありました。

不妊治療の経済的負担、心身の負担が本当に大きいこと。
自己注射など、実は私もその過程の一部を経験しているので、
経済的だけでなく、病院へ通うタイミングなど仕事と通院の両立の大変さ、
体への負担、いろいろなことへの不安など、辛さや負担は本当にわかります。
不妊治療を受けていなくても
子どもが欲しいと努力している妊活中の方々の苦労もたくさんあること。
保険適用にはなったもののまだまだ制度の狭間に埋もれてしまっている課題も多いこと。
社会的理解が進まない中、
なかなか表に出ずらい声。
『産後ケアや不妊治療を推進するだけでは女性活躍にはならない』と議会内で発言があった時はかなりのショックでした。。涙

岩手県では今年度から
不妊治療の通院に要した交通費の一部助成がスタートしました!
https://www.pref.iwate.jp/kurashikankyou/kosodate/shien/boshihoken/1065234.html
不妊治療のために利用可能な休暇制度や両立支援制度を企業に設けてもらう取組も県内で今年度から始まりました。
10年かけてやっとです。。
10年かかりました。。
嬉しい反面、
なぜこんなに時間がかかるのだろう、
議会で取り上げる人が私くらいだからなのだろうか、
自分自身の力不足なのか、とも考えたり。

ほかには
・妊産婦アクセス支援の開始・拡充(2020年度〜)
・産後ケアの実質無償化の開始(2022年度〜)
・医療的ケア児支援センターの設置(2022年度〜)
・いわて幼児教育センターの設置(2022年度〜
・妊孕性温存治療への助成開始(2022年度〜)
・リトルベビーハンドブックの導入(2023年度〜)
・新生児マススクリーニング検査の拡充(2023年度〜)
まだまだ課題はあるので引き続き取り組みます。

私が議会で取り上げていること、
私の実績は見えづらいことばかりかもしれません。
でもとても大切なことだと思って活動してきました。
小さな声、
声にあげづらい声を届け、
これからも多様できめ細かな支援の充実に取り組みたいと思います。

シェアやご意見もいただけると嬉しいです。

写真は
京野アートクリニック盛岡院長の熊谷先生。

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