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採択されました!(『岩手県のがん対策の推進に関する請願』)

2023.12.13

岩手県では、次期「保健医療計画」の策定が進んでいます。
「がん」「脳卒中」「心血管疾患」3つの疾病について、新たに医療圏域を設定し、専門人材や医療機器の配置の重点化を進めていく方針が示されています。
県内団体の「岩手ホスピスの会」さんと「盛岡かたくりの会」さんが県議会12月定例会で『岩手県のがん対策の推進に関する請願』を提出され、昨日12/12全員賛成で採択されました。
(写真は県議会議長へ提出した12/4のもの)

岩手県において、令和元年の死亡者の主な死因のうち、がんによる死亡者数は4,471人、総死亡者数17,826人に占める割合は25.1%となっており、4人に1人ががんで亡くなっています。また、昭和59年以降、がんは死亡原因の第1位となっています。一方、国全体で見ると、生涯で約2人に1人はがんにかかると推計されており、依然として、がんは県民の生命と健康にとって重要な課題となっています。
私は特に女性特有のがん対策(*)について県議会で訴えていますが、引き続き取り組んでまいります。
*県から市町村に対して行っている医療用ウィッグ購入費に対する補助を乳房補正具にも拡充することや、妊孕性温存治療への支援充実などを取り上げています。

請願項目は以下の通りです。
1 がん診療連携医療圏の設定に関わらず、がん患者とその家族が可能な限り、質の高い生活を送ることができ、また、住み慣れた家庭や地域での療養や生活を選択できるよう、引き続き必要な支援を受けることができる環境整備の充実を図ること。
2 診断から治療、在宅での緩和ケア医療から看取りなど様々な場面で切れ目のない医療が提供され、がん患者がいつでも、どこに居ても、尊厳を持って安心して生活し、自分らしく生きることのできる地域共生社会の実現を図ること。
3 県北部、沿岸部のがん患者が高度専門医療を受けるためには、盛岡市方面のがん診療連携拠点病院に通院しなければならないことから、交通費補助等の負担軽減策を検討すること。

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